7月23日放送のきわめびと 南極料理人の食費節約術に学ぶ
NHKで放送された、きわめびとで南極料理人がその腕を披露していましたので備忘録的にまとめておきます。
南極料理人って?
南極観測隊隊員の一員。限られた食材を無駄なく使い、過酷な地で健康を守る食事を任された、節約料理のスペシャリストです。
極意その1 在庫管理の徹底
まずは在庫を書き出す
南極料理人がお悩みを解決するお宅は、週一のまとめ買いでまだ冷蔵庫にあるものを買ってしまうことが悩み。冷蔵庫の中には、何かに使えると思って切り分けたニンジン、冷凍庫にはお正月に冷凍したカズノコが眠っていました。
南極では、1人あたりに使える食材の量が全て決まっています。食材が余ったり痛んだりしたら、環境保全のために日本に持ち帰ります。なので、不足させることはもちろん、余らせることもないように、徹底した在庫管理をしているのです。
家庭でも無駄な買い物を減らすためにも、冷蔵庫にある在庫を、すべて書き出していました。
番組ではメモ帳サイズのリングノートを使用していました。
必要なものだけを買う
メモをもとに、必要なものだけ購入します。番組内ではいつもより800円程安く上がっていました。
使った食材はメモから消す
使った食材は線を引いてメモから消します。メモはノートを利用しているので、過去の内容を見ることができ、そこから必要なストック食材が把握できる、といった仕組みです。
極意その2 同じ食材でも、アレンジすることで飽きさせない
食材をカテゴリーごとに考える
番組内では、古くなったサツマイモを例に挙げていました。登場していた奥さんは、サツマイモ=甘いものという認識で、料理の幅を狭めていました。
が、サツマイモ=芋類と考えることで、ジャガイモの代用になり、レシピの幅がぐっと広がるという訳です。
ちなみに、時間が経って周りが柔らかくなったサツマイモを利用してましたが、南極料理人いわく、芯に硬さが残っていれば、
周りを取り除いて食べれるとのこと。実際にサツマイモを軽く湯搔き、チーズをかけてトースターで焼き、立派なチーズ焼きを作っていました。
サツマイモを湯搔くことで、古くなって失われた水分を補うそうです。
調味料を揃えてみる
鶏肉とキャベツの炒め物を、
カレー粉でインド風、五香粉で中華風、バジルでイタリアンなどなどアレンジ。難局調理人はペパーミントなんかも使っていました。
ついつい定番の和風や中華になりがちですが、スパイスひとつでまったく違う料理になりますね。
家族のリクエストから「モドキ」メニューを作る
日々の食事つくりで一番悩ましいのが献立ですよね。
番組内では、ホワイトボードに、家族みんなで食べたいもの、好きなものを書き出し、それを元に今ある食材からレシピを考える方法を披露していました。南極でもやっている方法みたいです。
面白かったのが、鯛しゃぶのリクエストから、タイ風サバしゃぶ鍋を作っていたこと。
駄洒落かーいと心の中で突っ込みましたが、これで一品できてる!
なるほど、リクエストをそのまま作ってもよし、レシピのきっかけになってもよし、といったところでしょうか。
終わりに
食事の節約において大切なことは、食材を無駄にしないこと、食べる人が楽しめること。
南極という厳しい土地で料理人として働いている人の話は、やはり説得力がありました。
食材の在庫管理はちょっと面倒だな、と感じましたが、冷凍庫がパンパンの私こそ、取り組むべくかなとも思いました。
せっかく学べたので、自分なりに取り入れて生きたいと思います。
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