みやこのよもやま

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枯れた女心がときめくかも?おススメ平安漫画4選!

 今まで山のように漫画を読んできましたが、その中で平安時代を描いた作品で、面白かったものを紹介します!

少女漫画が中心ですが、どれも時代考証をしっかりして描かれていますので、男性でも楽しめますよ。

うた恋

うた恋いは百人一首を題材にした漫画です。

 

小野小町や清少納言、藤原定家等々、有名な歌人の恋模様が、百人一首の【超訳】とあわせてコミカライズされています。

百人一首って恋の歌が多いんですよね…

これは完全に女性向けかな?

恋愛を押し出した漫画ってめったに読まなかったんですけど、百人一首が題材というところに惹かれて1巻を購入…気がついたら全巻揃っていました。

絵柄やキャラクターのノリに妙に中毒性があります。

ただ、作者の好みなのでしょうが、ちょっとこっぱずかしいというか、ニヤっとしてしまうシチュエーションが多いんですよね。

とにかくトキメキたいなあ、って人には超おススメです。

なんて素敵にジャパネスク

平安時代の宮中を舞台に、お転婆な瑠璃姫が大活躍する少女マンガです。

子どものころコミックスで読みました。

お姫様の活躍、というところで夢中になって呼んだ記憶があります。

大人になってから文庫本を買いましたが、十分楽しめました。

少女マンガ特有の、ちょっとご都合主義なところがありますが、瑠璃姫が帝(東宮)を陥れようとする悪い連中と知恵と勇気でやりあう姿はスカっとします。

冒険譚かと思いきや、頼りない恋人にやきもきしたり、帝に求愛されて困ったりとラブコメ部分もしっかり有ります。

スピード感があって、引きも上手なのであっという間に通して読めます。

 当時の文化や風俗も解説してくれているので、その点でも楽しめる作品です。

 

ちなみに人妻編もあります。

めでたく恋人結ばれ、人妻となった瑠璃姫が、相変わらず男共の陰謀と戦います。
一作目が楽しめた人には、間違いなくおススメです。

とりかえ・ばや

平安時代に書かれた、『とりかえばや物語』を原作とした作品です。

 今ではあまり珍しくありませんが、男女が入れ替わる話です。

 

母親は違うけど同じ日に生まれ、お互いそっくりな沙羅と睡蓮。

沙羅は女の子、睡蓮は男の子として生まれますが、性格は間逆で、沙羅は男として、睡蓮は女として成長していきます。

やがて二人は成人し、性別を偽ったままそれぞれ宮中へと上がります。

沙羅はなんと男として、右大臣の四の姫と結婚してしまいます!

 

漫画はまだ連載中ですが、この入れ替わりがどうなっていくのか、目の離せない展開になっています。

BEAST of EAST

『ロードス島戦記』のイラストで有名な山田章博先生によるファンタジー作品です。

 

少女・藻(みくず)は妖狐・姐己に憑かれ、玉藻前として宮中へ上がり、帝をあやつり影から国を支配しようとします。そんな彼女を取り返すため、幼馴染の少年・鬼王丸は義賊を率いて宮中へ…

藻を取り戻そうとする鬼王丸の一途な姿に心揺さぶられます。

 

とにかく絵が美しい…1ページ1ページが絵巻のようです。

Kindleを利用するようになった今も、この本は紙でも持っておきたいな、と思う作品です。

ひとつ問題があるとすれば、刊行スピードが恐ろしく遅いことでしょうか…

まとめ

はなやかな平安時代の漫画は、その絵だけでも見てて楽しいです。

 私は文箱とか、扇子とか、御簾とか、小道具や背景がたまらなく好きなんです。

特に、なんて素敵にジャパネスクに出てくる扇子はとっても可愛い。

いろんな楽しみ方ができるのが、平安漫画のいいところです。

 

というわけで、おススメの4作品を紹介でした。