みやこのよもやま

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日々の節約を中心に、育児や仕事、家庭のことを綴ります。

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例の貧困女子高生を叩きたくなる理由が分かった

例の貧困女子高生の炎上問題ですが、個人的に気になって色んな方のブログを読ませていただきました。

騒動を一通り見て感じたことを書きたいと思います。

内容は、今回の騒動を受けて、世の中はこうだ、などと分析するようなものではありません。あくまで私自身が感じたこと、考えたことになります。なので、盛大に話がずれていますのでご了承ください。

何が問題なのか

まずは意見をざっくりと分けてみます。

 

1.娯楽に使うお金があるからといって貧困ではないと言えない。

→家にあるものも、購入しているものも決して高級品ではない。貧困層が娯楽にお金を使うことはおかしなことではない。

 

2.娯楽に使うお金が多いから貧困とは言えない。 

→豪華なランチ、映画を複数回見る、コンサートに行く、アニメのグッズを大量に買って楽しんでいる。これは貧困ではない。

 

3.いずれにしろNHKの台本が悪い。

→キーボードのエピソードなど、明らかに持っている。

 

といった感じでしょうか。

 貧困とする基準値は、その人の生活レベルで全く変わってくるので、1.2とも間違った意見とは思えません。

私は高校生が2000円のランチを月に何回も食べたり、同じ映画を数回見るのは贅沢だなぁと思います。が、エアコンや他の贅沢品(服とかアクセサリーとか)を我慢して、そちらに費やしているのならば、非難されるいわれはないとも思いますね。

 ともかく普段ならこのあたりで、NHKのやり方がアレだよね、という話でスルーできそうなものなのですが、今回は得体の知れない苛立ちを感じました。

苛立つ理由を書き出してみる

娯楽にお金をつぎ込んでいることについて。

確かに指摘されている娯楽を合計しても、それだけではパソコンやエアコンを購入できるか、といったら厳しいですかね。エアコンはランニングコストがありますし、パソコンの場合はソフトウェアがいるかもしれません。
ですが、部屋はアニメのグッズであふれ、二次創作に励み、同じ映画を何度も見て、せっせとイベントへ通う…高校生の平均的なお小遣いは5000円程度ですから、恐らくバイト代を当てているのでしょう。
バイトのシフト次第ですが、私の経験上バイト代は月3万円程ではないかと思います。
いつからバイトをしているかは知りませんが、1年でも貯めればパソコンは買えますし、入学金の足しにもなります。

自分自身が最大限に苦労する余地を残している(ように見える)のに、まるまる親のお金を当てにしています。自分家の経済状況については、問題のキーボードの件で理解しているはずなのに。そして行きたい専門学校に行けないだけで嘆いている。

ここまで考えて気が付いた

似てたんですよ。彼女の状況が私の高校の頃の状況に。

ちなみに私も母子家庭です。

以前のはてなのお題でも書きましたが、私はゲーム会社に就職するのが夢でした。

 

www.miyakolog.net

 

彼女と決定的に違うのは、私は父親の遺してくれたお金で行きたい専門学校に行けたこと。

当時30万したパソコンも買ってもらいました。これは社会人になってから少しずつ返済しましたけど、当時は買ってもらって当然と思っていましたね。

まあそんな感じで、お金に苦労しなかったのをいい事に、バイト代は1円たりとも家に入れず、全て娯楽に使っていました。この女子高生と同じように、漫画買ったり画材買ったりゲーム買ったり。なかなかのオタクでした。オタクなのは今も変わらないかもしれません。

イベントにも行きましたし、友達に食事をご馳走することもありました。さすがに同じ映画を6回見ることはありませんでしたが、好きな漫画の新刊の表紙が好きなキャラだった時は2冊買ったことがあります。

いや、この女子高生はバイト代を家に入れているかもしれない。そうすると全然同じじゃありませんね。

とにかく、今思えば学費の一部でも出せばよかったと情けなく思っていました。そんな自分自身がいかに駄目駄目だったのか、この件で客観的に見えてしまった…それが苛つきの原因だと思います。

私自身のまとめ

女子高生自身が真の貧困かどうかという議論はどうでもいい。

NHKの報道の仕方もどうでもいい。

でもこの女子高生のありようについてはなんだか気に食わない。

 で、よくよく考えてみると気にくわないのは自分自身のことだった。女子高生がよろしくない、というのは思い込みでした。

…というわけで、ちょっとすっきりしました。

 世の中の気に入らないことの大半は、自分自身が映って見えることが原因かもしれませんね。

最後に、この件の女子高生が自分の納得する道に進めることを願っています。